2020-02-10 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:5日ぶりに反落、一時プラス圏も利益確定売り優勢
週明け10日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日ぶりに反落。前場終値は前営業日比0.39%安の2864.63ポイントだった。深セン成分指数は0.22%安の10588.52ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5975億1700万元だった。
上海総合指数は安寄り後にプラス圏に浮上したものの、前引け間際に再びマイナス圏に沈んだ。春節(旧正月)明けの急落以降、前週末までに4営業日続伸した後で利益確定売りが強まった。上海市や広東省など多くの地域できょうから企業活動が再開されたが、新型肺炎の感染拡大に対する警戒感は相場を重くした。セクター別では、農産物が大幅高。朝方に中国国家統計局が発表した1月消費者物価指数(CPI)で、食品価格が大きく上昇したことが材料視されたもよう。このほか、建材、自動車、インフラ建設などが高い。半面、医薬、ソフトウエア、通信などが売られた。
上海B株指数は0.18%高の233.66ポイント、深センB株指数は0.20%安の915.14ポイントだった。