5日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。4日の米株式相場が中国の金融緩和への期待から上昇したことで、香港でも買い安心感が強まった。もっとも、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大で景気が下押しされるとの警戒感はくすぶり、寄り付き後は上げ幅を縮めている。
指数は日本時間午前10時45分現在、前日比0.34%高の26767.08ポイントで推移している。個別では、中国インターネットサービス大手テンセント(
00700)が買われ、相場の上昇を主導。製薬の石薬集団(
01093)と中国生物製薬(
01177)、豚肉大手の万洲国際(
00288)が高い。半面、不動産株の信和置業(
00083)や中国通信キャリアのチャイナ・ユニコム(
00762)が下げた。