中国の鉱山・港湾機械大手、三一重装国際(
00631)は3日大引け後、19年12月本決算で純利益が前年に比べ大幅に増加するようだと発表した。2019年に石炭産業の供給側構造改革が成果を出し、固定資産投資が大幅に増えた。さらに炭鉱設備のインテリジェント化の加速に対応して、自社製品のインテリジェント化、無人化、大型化を進め、製品販売量と1台当たりの付加価値が拡大したことで国内と海外の販売収入を大きく伸ばした。
物流設備部門では、港湾の荷揚げ・荷下ろし設備の大型化や自動化の更新スピードが加速したことで、知名度が市場で高まり、販売収入が大幅に増えた。特に港湾クレーンやトランステナーなどの大型港湾機器の国内売り上げが大幅に増えた。大型フォークリフトトラックやグリッパー、電動トラックなどの新製品の販売収入も前年を大きく上回った。
三一重装国際の3日終値は、前営業日比0.79%高の3.82HKドル。