2020-02-03 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】売り優勢か、米株安を嫌気 中国本土市場の再開で大幅下落を警戒
週明け3日の香港市場は、売り優勢か。新型肺炎の感染拡大を懸念し、先週末のNY市場が大幅反落した流れを引き継ぐと予想する。ダウ平均は603.41米ドル安(2.09%安)で終了。4日ぶりの反落となり、下げ幅は昨年8月以来の大きさとなった。
一方、中国本土ではきょう、旧正月連休を挟んで先月23日以来、初の取引となる。中国本土市場が休場している間、香港市場や台湾市場では指数がいずれも5%超下落しており、本土市場も大幅な下落が予想されている。中国人民銀行(中央銀行)は市場再開を前に1兆2000億元を市場に供給すると発表したほか、中国本土メディアは中国証券監督管理委員会(CSRC)が証券各社に空売り取引の停止を求めたと報じているが、影響は限定的となりそうだ。なお、中国では日本時間午前10時45分に1月の財新中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が発表される予定。市場予想は51.5(前月実績は51.5)。
1月31日の香港株の米国預託証券(ADR)は軒並み下落。中国建設銀行(
00939)やHSBC(
00005)、AIAグループ(
01299)を中心に香港終値を下回って引けている。