大和証券キャピタル・マーケッツは最新リポートで中国3位の石油会社、CNOOC(
00883)の投資判断を「アウトパフォーム」に据え置く一方、目標株価を15.1HKドルから14.3HKドルに引き下げた。湖北省武漢市で発生した新型肺炎が石油需要に与える影響はすでに株価に反映されたと指摘。OPEC(石油輸出国機構)が政治的な要因で減産に踏み切り、原油価格を支えようとする可能性に留意すべきとした。『AAストックス』が30日伝えた。
大和は原油価格が現時点で9%程度調整したことについて、市場の過剰反応だと指摘。この調整はリスク資産の売却によるものだとする一方、2020年の原油価格予想を1バレル当たり65米ドルから63米ドルに下方修正し、21年については64米ドルに引き下げた。
CNOOCの株価は日本時間午後4時17分現在、前日比3.85%安の11.98HKドルで推移している。