30日前場の香港株式市場でハンセン指数は大幅続落。前場終値は前日比1.72%安の26693.06ポイントだった。中国企業指数は1.79%安の10428.74ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で571億HKドルだった。
ハンセン指数は終始マイナス圏で推移。寄り付き直後は一部銘柄に自律反発狙いの買いが入ったものの、新型肺炎への警戒感が続くなかでリスクオフの動きが加速した。指数は序盤に節目の27000ポイントをあっさり下回ると、その後も下げ幅を拡大。26700ポイントを下回る水準で下げ渋りの動きがみられたが、結局、午前の安値圏で取引を終えた。
個別ではハンセン指数構成銘柄が全面安。スマホ部品メーカーの瑞声科技(
02018)や舜宇光学科技(
02382)が6%台の下落となったほか、乳製品大手の中国蒙牛乳業(
02319)、マカオカジノのサンズ・チャイナ(
01928)、中国通信キャリアのチャイナ・モバイル(
00941)などが大幅安。序盤に買いが優勢だった中国IT大手のテンセント(
00700)も下げに転じた。