2020-01-28 |
中国/業界動向/金融 |
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銀保監会、新型肺炎の感染拡大でサポート強化を指示
中国の銀行保険監督管理委員会(銀保監会)はこのほど、湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、病院や医療研究機関、企業などが医薬品の製造や調達、公共衛生関連施設の建設、研究開発などを滞りなく行えるよう、銀行や保険各社に対し、融資面でのサポートを強化するよう求めた。
また、各種方針などを適時調整し、影響が深刻な地域への融資を強化するよう求めた。特に小売りや卸売り、ホテル、外食、物流、観光などの産業では資金繰りに困っている企業も多く、むやみに貸し渋りや貸し剥がしを行ってはならないとしている。
このほか、一時的に収入源を絶たれた市民などに対し、住宅ローンやクレジットカードの返済について、返済期限の延長など柔軟性を持って対処するよう指示している。手数料の一部免除や手続きの簡素化などについても触れている。