2020-01-23 |
香港/企業動向/輸送用機器 |
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シンガマス・コンテナ、19年12月本決算は赤字転落の見通し
コンテナ製造大手、シンガマス・コンテナ(
00716)は22日大引け後、2019年12月本決算で純損益が前年の7200万米ドルの黒字から少なくとも9500万米ドルの赤字に転落する見通しを発表した。米中貿易摩擦が世界貿易に及ぼす影響が逆風。需要の低迷や競争の激化を受けて20フィートコンテナの平均販売価格が大幅に下落し、業績悪化につながった。
また、前年は子会社の売却で6600万米ドルの一過性利益を得たのに対し、19年は2500万米ドル以上の一過性損失を計上する見込み。19年8月に、ドライコンテナ、特殊コンテナ、冷蔵コンテナの製造などを手掛ける100%子会社4社の全権益の売却が完了。当初は1500万米ドルの売却損を見込んでいたが、19年下期に米ドルに対して人民元安が進み、損失はさらに膨らむとした。
シンガマス・コンテナの株価は日本時間午後0時30分現在、前日比2.33%安の0.84HKドルで推移している。