22日の香港市場でハンセン指数は小幅に反発して始まった。前日は中国本土で発生した新型肺炎の感染拡大が嫌気されて全面安となり、終値は2019年12月24日以来ほぼ1カ月ぶり安値を付けただけに、買い戻しが先行している。ただ、中国本土相場が安く始まったこともあって、寄り付き後に上げ幅を縮小した。
指数は始値で心理的節目の28000ポイントを回復し、日本時間午前10時47分現在、前日比0.09%高の28009.77ポイントで推移している。個別では、時価総額が大きいチャイナ・モバイル(
00941)とAIAグループ(
01299)が相場の上昇をけん引。ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)、スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)が高い。半面、香港系不動産株の新鴻基地産(
00016)やLink REIT(
00823)、石油株のシノペック(
00386)が続落している。