2020-01-21 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日ぶりに反落、新型肺炎を警戒しリスクオフが優勢
21日前場の中国本土株式市場で上海総合指数は3営業日ぶりに反落。前場終値は前日比1.04%安の3063.56ポイントだった。深セン成分指数は0.95%安の11010.50ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4324億6000万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、下げ幅を拡大した。湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大に対する警戒感が強まり、週末から始まる春節(旧正月)連休を前にリスクを回避する動きが優勢。新型肺炎について中国政府の専門家チームのトップは「人から人に感染していることは間違いない」と20日に言明。感染がさらに拡大すれば春節の消費が冷え込む恐れがあるほか、連休明け後の経済活動にも影響を及ばしかねないとの見方が出ている。
セクター別では、観光・ホテル、酒造、航空・空港運営が安い。感染拡大に伴う保険金支払いの増加への懸念から保険もほぼ全面安。半面、製薬、医療関連が逆行高。
上海B株指数は1.11%安の257.79ポイント、深センB株指数は1.08%安の991.25ポイントだった。