2020-01-20 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、おおむねプラス圏で推移 人民銀の資金供給などが支え
週明け20日前場の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸。前場終値は前営業日比0.43%高の3088.59ポイントだった。深セン成分指数は0.98%高の11061.53ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4117億9400万元だった。
上海総合指数はおおむねプラス圏で推移。相場の先高観が根強いことに加え、流動性のひっ迫が伝わるなかで中国人民銀行(中央銀行)が公開市場操作(オペ)を通じて資金供給を続けていることなどが支えとなった。指数は序盤に一時、マイナス圏に沈む場面もみられたが、その後はもみ合いながら上げ幅を拡大。結局、前場の高値圏で午前の取引を終えた。セクター別では保険が全面高となったほか、湖北省武漢市などで新型肺炎の感染が拡大していることを背景に医薬が大幅高。電子部品や証券なども買われた。半面、航空、観光、通信が軟調。
上海B株指数は0.18%高の260.62ポイント、深センB株指数は0.17%高の1001.75ポイントだった。