2020-01-14 |
中国/マーケット/証券 |
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本土大引け:反落、利益確定売りに押されるも心理的節目の3100ポイント守る
14日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前日比0.28%安の3106.82ポイントだった。深セン成分指数は0.47%安の10988.77ポイントと反落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7019億4300万元だった。
上海総合指数は、序盤は高く推移したが、中盤にマイナス圏に沈むと、大引けにかけて下げ幅を拡大した。米財務省が中国の「為替操作国」への指定を解除したことが好感され、指数は一時3127.17ポイントまで上昇。中国税関総署が発表した2019年12月の人民元建て貿易統計は輸出入ともに市場予想を大きく上回る伸びとなったが、前日に約8カ月半ぶり高値をつけた後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなった。ただ、前日に回復した心理的節目の3100ポイントは守っている。セクター別では、前日買われた証券株が売られて相場の下げを主導。酒造、宝飾、食品、電子部品なども軟調。半面、環境保護、非鉄金属が買われた。
A株市場では、中信証券(
600030)や東方証券(
600958)が売られたほか、重慶長安汽車(
000625)や中興通訊(
000063)が安い。半面、前日ストップ高をつけたBYD(
002594)は続伸。洛陽モリブデン(
603993)は7%超上昇した。
上海B株指数は0.23%安の260.65ポイントと3営業日続落、深センB株指数は0.54%安の992.29ポイントと4営業日ぶりに反落した。