10日の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前日比0.27%高の28638.20ポイントだった。中国企業指数は0.12%安の11267.48ポイント。メインボードの売買代金は概算で1052億7000万HKドル。
ハンセン指数は、序盤はマイナス圏での値動きが目立ったが、その後はほぼプラス圏で推移した。ここ数週間の上昇を受けて利益確定の売りが相場の重しとなったが、前日に中国商務部が劉鶴副首相の訪米スケジュールを発表したことが好感され、買いが優勢となった。指数は結局、7月19日以来、約5カ月半ぶりの高値をつけて取引を終えた。
ハンセン指数構成銘柄では、テンセント(
00700)が2.21%高と相場の上げを主導。銀河娯楽(
00027)や長江インフラ(
01038)の上昇も目立った。中銀香港(
02388)やハンセン銀行(
00011)など香港銀行株も堅調。半面、華潤置地(
01109)やペトロチャイナ(
00857)が売られた。
そのほかでは、アリババ集団(
09988)が上場来高値を更新したほか、美団点評(
03690)も1.11%高とIT株が堅調。キン苑物業服務(
01895)や保利物業発展(
06049)など不動産管理関連の上昇も目立った。