2020-01-10 |
中国/マーケット/証券 |
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本土大引け:小反落、利益確定売りが優勢 産金・石油株に売り
10日の中国本土株式市場で上海総合指数は小反落。終値は前日比0.08%安の3092.29ポイントだった。深セン成分指数は0.17%安の10879.84ポイントと反落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6401億5700万元だった。
上海総合指数はおおむねマイナス圏で推移。寄り付きで節目の3100ポイントを回復したが、週前半と同様に節目を超える水準では利益確定売りが強まった。一方、米中貿易協議を巡る「第1段階」合意の署名が控えていることや、香港市場から相互取引制度を通じた香港株売買の買い越しが続いていることなどが相場を支えるなかで下値は堅かった。セクター別では産金や石油の下げが目立ったほか、造船、非鉄金属、自動車が安い。半面、月末の春節(旧正月)連休を控え酒造が大幅高となった。
A株市場では、石油メジャーのペトロチャイナ(
601857)、不動産大手の金地集団(
600383)や万科企業(
000002)が安い。自動車・電池メーカーのBYD(
002594)、石炭大手の中国神華能源(
601088)、鉄鋼大手の宝山鋼鉄(
600019)などが軟調だった。半面、酒造大手の貴州茅台酒(
600519)や瀘州老窖(
000568)が高い。LED用チップメーカーの三安光電(
600703)が5%台の上昇。家電大手の海爾智家(
600690)や生保大手の中国人寿保険(
601628)も買われた。
上海B株指数は0.24%安の263.44ポイントと反落、深センB株指数は0.46%高の988.90イントと続伸した。