2020-01-09 |
中国/マーケット/証券 |
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本土大引け:反発、米イラン対立激化への懸念後退 幅広いセクターに買い
9日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.91%高の3094.88ポイントだった。深セン成分指数は1.79%高の10898.17ポイントと反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7066億1900万元だった。
上海総合指数は終日プラス圏で推移した。トランプ米大統領の演説を受け、米イラン両国の対立激化への懸念が後退したほか、香港市場との相互取引制度を通じた「北向き」資金の純流入が続いていることなどが好感された。指数は一時3097.33ポイントまで上昇したが、心理的節目の3100ポイントを回復することはできなかった。セクター別では、IT、医療、通信、航空などを中心に多くのセクターが上昇した半面、貴金属、造船、軍需、石油などが下落した。
A株市場では、中国国際航空(
601111)や中国東方航空(
600115)など航空株のほか、中信証券(
600030)や華泰証券(
601688)など証券株が買われた。歌爾(
002241)や中興通訊(
000063)の上昇も目立つ。半面、紫金鉱業集団(
601899)やペトロチャイナ(
601857)が売られた。
上海B株指数は0.69%高の264.08ポイント、深センB株指数は1.44%高の984.34ポイントとともに反発した。