7日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日ぶりに反発。前場終値は前日比0.50%高の28367.18ポイントだった。中国企業指数は0.58%高の11230.72ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で475億5000万HKドルだった。
ハンセン指数はプラス圏で堅調に推移して前場の取引を終えた。根強い先高観を背景に、前日のNY市場やきょうの中国本土市場を受けた押し目買いが相場を支えている。米国とイランの対立が戦争に発展する公算は小さいとの見方が広がった。ただ、短期的な景気下押し圧力への懸念がくすぶり、上値の重さが目立つ。
個別では、中国インターネットサービス大手のテンセント(
00700)とアジア基盤の保険会社AIAグループ(
01299)が買われ、相場の上昇を主導。カジノ株の銀河娯楽(
00027)、医薬品株の石薬集団(
01093)と中国生物製薬(
01177)も大きく買い戻された。半面、前日に逆行高を演じた中国石油メジャーのCNOOC(
00883)、ペトロチャイナ(
00857)、シノペック(
00386)は軒並み安。香港不動産株の九龍倉置業地産(
01997)、長江実業集団(
01113)は続落している。