7日の香港市場は底堅い展開か。米軍によるイラン革命防衛隊司令官の殺害をきっかけに両国の対立が激化したが、市場ではイランが大規模な報復に踏み切って戦争に発展するとの見方は少ない。6日のNY市場で原油先物相場の上昇が小幅にとどまったこともあって、ダウ平均など主要3指数が反発した。香港市場でも投資家のリスク回避姿勢が和らぐと予想する。
ハンセン指数は前日に続落したものの、中期的な相場の先高観は根強く、押し目買いが相場を支えそうだ。10日移動平均(6日大引け時点で28139.82ポイント)が下値支持線として意識されるだろう。
6日の香港株の米国預託証券(ADR)は高安まちまち。中国インターネットサービス大手のテンセント(
00700)、保険株のAIAグループ(
01299)と中国平安保険(
02318)などが香港終値を上回った半面、香港不動産株の恒基兆業地産(
00012)、石油株のペトロチャイナ(
00857)、銀行株の中国銀行(
03988)が下回って終えた。