BOAメリルリンチは最新リポートで、香港証券取引所(
00388)の投資判断を「中立」に据え置く一方、目標株価を260HKドルから268HKドルに引き上げた。米NY上場の中国ネットサービス企業、トリップ・ドット・コム(TCOM)とネットイース(NTES)が香港でのセカンダリー上場を検討していると報じられたことに言及。昨年上場したアリババ集団(
09988)のほどの規模ではないものの、米国に上場している中国企業の香港上場が今後も続くとの期待を示した。『AAストックス』が3日伝えた。
BOAメリルは中国本土で預金準備率の引き下げといった金融緩和策が進むなか、香港市場での買い戻しが続いていると指摘。同市場における2020年の1日平均売買代金が960億HKドルと、前年実績比で4%増加するとの見方を示した。また、BOAメリルは香港証券取引所の20年予想EPSを7.88HKドルから8.09HKドル、21年については8.45HKドルから8.52HKドルにそれぞれ上方修正した。
香港証券取引所の株価は日本時間午後2時37分現在、前日比3.00%高の268.2HKドルで推移している。