3日前場の香港株式市場でハンセン指数は反落。前場終値は前日比0.17%安の28495.11ポイントだった。中国企業指数は0.26%安の11291.30ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で615億4000万HKドルだった。
ハンセン指数は1%を超えて寄り付いたものの、その後は急速に上げ幅を縮めた。指数は5カ月ぶりの高値圏まで上昇しているだけに利益確定売りが出やすい環境。また、米国当局がイラン精鋭組織の司令官を殺害したと発表したことを受けて、米国とイランの対立激化を警戒する売りが強まった。指数は中盤にマイナス圏に沈み、その後は28500ポイントをやや下回る水準でもみ合った。
個別では、本土不動産株の碧桂園(
02007)や中国海外発展(
00688)が安い。前日に大きく買われたスマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)や瑞声科技(
02018)、マカオカジノのサンズ・チャイナ(
01928)の下げも目立った。半面、中国石油メジャーのペトロチャイナ(
00857)、CNOOC(
00883)、シノペック(
00386)がそろって大幅高。産金大手の招金鉱業(
01818)が4%台の上昇をみせた。