2020-01-02 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:反発、人民銀の預金準備率引き下げを好感 AIA・テンセントに買い
休場明け2日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前営業日比1.04%高の28482.29ポイントだった。中国企業指数は1.19%高の11301.43ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で488億9000万HKドル。
ハンセン指数は中国の金融緩和を受けて高く寄り付き、序盤に上げ幅を広げた。前引けにかけて上値が重くなったが、前場の上昇率は1%を上回った。前日に中国人民銀行(中央銀行)が預金準備率引き下げを発表。中国本土相場が続伸したこともあって、買い安心感が広がった。トランプ米大統領が昨年末、米中貿易協議「第1段階合意」へ15日に署名すると明らかにしたことも投資家心理を強気に傾けた。
個別では、アジア基盤のAIAグループ(
01299)と中国インターネットサービス大手のテンセント(
00700)が大幅に反発し、相場の上昇をけん引している。カジノ株の銀河娯楽(
00027)とサンズ・チャイナ(
01928)は大幅高。2019年12月のマカオのカジノ収入は前年同月比13.7%減だったものの、下落率は市場予想の15%より小幅にとどまり買いを誘ったもよう。本土系不動産デベロッパーの碧桂園(
02007)と華潤置地(
01109)、スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)も高い。半面、石油株のCNOOC(
00883)と通信株のチャイナ・ユニコム(
00762)が反落。香港不動産株の九龍倉置業地産(
01997)と新鴻基地産(
00016)はさえない。