2019-12-30 |
香港/業界動向/証券 |
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証券株が高い、改正証券法は業界大手に有利との思惑買いで
週明け30日の香港市場で証券株が高い。中国本土市場で同セクターが軒並み高となり、買いが香港市場にも波及している。来年3月1日の改正証券法施行が業界大手に有利との見方から、買いが膨らんだもよう。
『香港経済日報』によると、中国国際金融(CICC)は改正証券法により証券大手の競争優位が一段と強化され、市場のリスク選好ムードが強まるなかで、証券セクターのバリュエーションが短期的に見直されるとの予測を明らかにした。新規株式公開(IPO)登録制が導入されれば幹事を務める投資銀行に求められる能力水準も上昇すると指摘。登録制の下で投資銀行サービスの料金水準が維持される一方で発行効率は高まり、投資銀行業務の集中度が上がって大手証券会社が一層強くなるとの見方を示した。
日本時間午後2時58分現在、関連銘柄の値動きは次の通り。
■中信証券(
06030):18.02HKドル(前営業日比6.88%高)
■海通証券(
06837):9.36HKドル(同4.82%高)
■華泰証券(
06886):13.90HKドル(同5.62%高)
■招商証券(
06099):10.12HKドル(同3.58%高)
■東方証券(
03958):4.90HKドル(同4.26%高)