週明け30日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前営業日比0.63%高の28403.75ポイントだった。中国企業指数は0.62%高の11264.43ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で384億2000万HKドル。
ハンセン指数は徐々に上げ幅を拡大する展開。週末に中国人民銀行(中央銀行)が銀行の変動金利融資について、2020年1月1日からベンチマークをこれまでの貸出基準金利から最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)に変更すると発表したほか、証券発行の登録制への移行などを盛り込んだ改正証券法が全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の審議を通過。中国の金融市場のグローバル化に向けた措置として好感され、幅広い銘柄に買いが広がった。
個別では、中信証券(
06030)や海通証券(
06837)など証券株、吉利汽車(
00175)や広州汽車集団(
02238)など自動車株が買われた半面、中国生物製薬(
01177)や石薬集団(
01093)が売られた。