2019-12-26 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反発、戸籍制度改革を好感し不動産株が高い
26日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前日比0.35%高の2992.41ポイントだった。深セン成分指数は0.14%高の10244.02ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2832億4100万元だった。
上海総合指数はほぼプラス圏で推移した。中国の国務院(内閣に相当)が25日に公表した「労働力と人材の社会的流動体制の改革に関する意見」で、人口300万人以下の都市での戸籍取得規制を廃止することなどが明らかになり、住宅需要が拡大するとの思惑から不動産株が買われて相場を押し上げた。指数は2996.52ポイントまで上昇したが、心理的節目の3000ポイントには届かなかった。そのほか、セクター別ではガラス、証券、セメントなどが買われた半面、ITや通信が売られた。
上海B株指数は0.03%高の253.45ポイント、深センB株指数は0.25%高の938.02ポイントだった。