中国科学院系の投資持ち株会社、聯想控股(
03396)は24日大引け後、不動産投資ファンド「深セン弘毅2019企業管理中心(有限合夥)」を関連プライベートエクイティ・ファンドの弘毅投資管理(天津)(有限合夥)と共同設立すると発表した。深セン弘毅2019企業管理中心の資金規模は40億元を見込み、聯想控股子会社の西蔵東方企慧投資が最大20%(8億元)を出資する。
深セン弘毅2019企業管理中心の主な投資対象は中国大都市のオフィス物件。聯想控股の戦略投資はIT、金融サービス、革新的な消費・サービス業態、農業・食品、先進製造業・専門サービスを5大分野としているが、新ファンドへの出資により投資分野の多様化とリスク分散を図り、中国で急成長する業界の収益力を取り込む。
新ファンドはリミテッド・パートナーシップの形態をとり、聯想控股は有限責任のリミテッドパートナーとなる。運用管理は弘毅投資管理が担い、無限責任を負うゼネラルパートナーとなる。運用期間は5年の予定(延長オプションあり)。なお、聯想控股の趙令歓執行取締役常務副総裁が弘毅投資管理の権益30%超を間接的に保有している。