クリスマスイブで午前のみの半日取引だった24日の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅ながら3営業日ぶりに反落した。終値は前日比0.15%安の27864.21ポイントだった。中国企業指数は0.15%安の11035.98ポイント。メインボードの売買代金は概算で319億8000万HKドル。
ハンセン指数は小動きで始まった後、小安く推移して終えた。あすからの連休を前に、積極的な売買を手控えるムードが広がった。前日は続伸して7月30日以来4カ月半ぶり高値で終えただけに、持ち高を整理する目的の売りがやや優勢となった。もっとも、中国の金融緩和への期待は根強く、相場の下値は限られた。セクター別では必需消費財や不動産・建設が下げた半面、通信、情報技術が上げた。
ハンセン指数構成銘柄では、中国4大国有銀行の中国建設銀行(
00939)と中国工商銀行(
01398)が売られ、相場の重荷だった。食品・飲料メーカーの中国蒙牛乳業(
02319)と中国旺旺(
00151)、取引所運営の香港証券取引所(
00388)の下げが目立った。半面、豚肉大手の万洲国際(
00288)、カジノ株のサンズ・チャイナ(
01928)が高い。前日下げた通信キャリアのチャイナ・モバイル(
00941)は反発した。
中国企業指数構成銘柄では、中国版ゆうちょ銀行の中国郵政儲蓄銀行(
01658)、不動産大手の融創中国(
01918)が続落。都市ガスの華潤ガス(
01193)と新奥能源(
02688)もさえない。一方、中堅銀行の招商銀行(
03968)、スポーツ用品の安踏体育用品(
02020)が買われた。