2019-12-23 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続落、利益確定売り優勢 ソフトウエアや電子・ITが安い
週明け23日前場の中国本土株式市場で上海総合指数は続落。前場終値は前日比0.47%安の2990.71ポイントだった。深セン成分指数は0.51%安の10177.22ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3312億2500万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付き、一時は前営業日の終値を小幅に上回ったものの直後に下げ幅を拡大。マイナス圏で前場の取引を終えた。指数は米中通商協議の「第1段階」合意を受けた上昇で心理的節目の3000台を超える傾向にあり、利益確定売りが相場の重しとなっている。習近平国家主席とトランプ米大統領が前週末20日に電話協議し、「第1段階」合意文書への早期署名を確認したことが伝わったが、相場への影響は限定的だった。セクター別では宝飾品、ソフトウエア、電子・ITが軟調。半面、精密機器やセメント・建材が買われた。
上海B株指数は0.70%安の252.71ポイント、深センB株指数は0.27%安の927.56ポイントだった。