2019-12-20 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、前日終値を挟んでもみ合い 金融株に買い
20日前場の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸。前場終値は前日比0.19%高の3022.90ポイントだった。深セン成分指数は0.04%高の10300.67ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3344億2400万元だった。
上海総合指数は前日終値を挟んでもみ合う展開。引き続き高値圏での利益確定売りが出やすい環境だった半面、中国当局の金融緩和に対する期待などが相場を支えた。金融緩和を巡っては、中国人民銀行(中央銀行)が朝方に3日連続でリバースレポ(売り戻し条件付き債券購入)を通じて市場に短期資金を供給。一方、12月の最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)は据え置かれた。セクター別では、証券が全面高となったほか、保険と銀行も上昇。観光や不動産が買われた。半面、通信、電子・ITが軟調だった。
上海B株指数は0.51%高の254.41ポイント、深センB株指数は0.14%高の926.46ポイントだった。