2019-12-19 |
中国/政策/金融 |
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人民銀が連日のオペ、短期資金4800億元を供給
中国人民銀行(中央銀行)は19日の公開市場操作(オペ)で、リバースレポ(売り戻し条件付き債券購入)を通じて2800億元の短期資金を銀行銀行間市場に供給した。前日は20営業日ぶりにリバースレポ操作を再開し、2000億元を供給していた。両日ともリバースレポ償還による資金吸収はなく、計4800億元の供給超過となった。人民銀は19日、「市場流動性の状況を注視し、フレキシブルなオペにより年末の流動性を安定させる」と説明した。
19日のリバースレポは7日物300億元、14日物2500億元の2本立て。金利はそれぞれ2.50%、2.65%と、前日と同じだった。18日のリバースレポは7日物500億元、14日物1500億元で、14日物の金利が前回比0.05ポイント引き下げられていた。18日付『経済通』によると、7日物リバースレポ金利と中期貸出制度(MLF)金利が先行して引き下げられていたことから、今回の14日物リバースレポ金利引き下げは市場の想定内だった。