2019-12-19 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続落、金融緩和期待高まるも造船・証券株が安い
19日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比0.20%安の3010.86ポイントだった。深セン成分指数は0.27%安の10267.24ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3527億3300万元だった。
上海総合指数は、序盤は前日終値を挟んでもみ合ったが、その後マイナス圏に沈むと、徐々に下げ幅を拡大した。中国人民銀行(中央銀行)が前日に公開市場操作(オペ)を通じて2000億元の短期資金を銀行間市場に供給したことに加え、14日物リバースレポ金利を引き下げており、市場では金融緩和期待が高まっているが、指数はここ最近の上昇で心理的節目の3000ポイントを超える水準にあり、利益確定の売りが指数を押し下げた。セクター別では、造船、証券、電子部品、保険などが売られた半面、メディア、公共事業、空港などが買われた。
上海B株指数は0.06%安の252.14ポイント、深センB株指数は0.06%高の921.35ポイントだった。