12日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前日比1.26%高の26980.33ポイントだった。中国企業指数は1.12%高の10620.61ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で486億2000万HKドルだった。
ハンセン指数は前日の米株高の流れを引き継ぎプラス圏で推移。中国の景気刺激策への期待が高まっているほか、米国の政策金利が据え置かれたことを受けて、恩恵を受ける香港不動産銘柄への買いが相場を支えた。米中貿易協議を巡っては、中国が米国産大豆を大規模購入することが伝わった。指数は前場中盤にかけて一時、27000ポイントを回復。その後は同節目をやや下回る水準でもみ合いを続けた。
個別では、新世界発展(
00017)や新鴻基地産(
00016)など香港関連銘柄が高い。アップル関連銘柄の瑞声科技(
02018)や「5G」関連銘柄の中国鉄塔(
00788)がそろって3%超上昇。アジア生保大手のAIAグループ(
01299)や中国IT大手のテンセント(
00700)といった大型株が買われた。半面、本土不動産大手の中国海外発展(
00688)が軟調だった。