2019-12-12 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:6日ぶり反落、マイナス圏でもみ合う 利益確定売りが重荷
12日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は6営業日ぶりに反落。前場終値は前日比0.14%安の2920.43ポイントだった。深セン成分指数は0.20%高の9872.09ポイントと反発した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2528億1100万元。
上海総合指数は総じてマイナス圏でもみ合った。前日まで5営業日続伸し、約3週ぶり高値で終えた後とあって、利益確定売りが重荷。米国の対中制裁関税「第4弾」の発動を3日後の15日に控え、協議の行方を見極めたい気分も根強い。もっとも、翌年の経済政策方針を決める中央経済工作会議が10−12日の日程で開かれていると伝わっており、景気刺激策などへの期待が相場を支え、下値は限られた。
セクター別では、セメント・建材、石炭、鉄鋼、航空・空港運営が安い。半面、造船、電子、通信設備が堅調。
上海B株指数は0.59%安の242.71ポイント、深センB株指数は0.49%安の895.44ポイント。