12日の香港市場で、ハンセン指数は前日の米株高の流れを引き継ぎ続伸して始まった。寄り付き後に上げ幅を広げると、節目の27000ポイントに迫る水準まで上昇。中国本土では来年の経済政策方針を決める中央経済工作会議が10日から開催されており、景気刺激策への期待が高まっている。
指数は日本時間午前10時44分現在、前日比1.20%高の26966.35ポイントで推移。個別では、IT大手のテンセント(
00700)の上昇が目立つほか、スマホ部品メーカーの瑞声科技(
02018)や舜宇光学科技(
02382)が高い。香港関連銘柄の新鴻基地産(
00016)や香港鉄路(
00066)などが買われている。半面、豚肉生産大手の万洲国際(
00288)や石炭大手の中国神華能源(
01088)がさえない。