2019-12-11 |
中国/業界動向/自動車・二輪 |
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11月の新車販売台数は3.6%減、17カ月連続マイナス=中国汽車工業協会
中国汽車工業協会(CAAM)が10日発表した2019年11月の新車販売台数は、前年同月比3.6%減の245万7000台だった。減少幅は10月と比べ0.5ポイント縮小したものの、17カ月連続の前年同月割れとなった。ただ前月比では7.6%増えた。
車種別販売台数は、乗用車が205万7000台。前年同月比5.4%減ったものの、今年の月度最高を更新した。うち、中国ブランド乗用車は前年同月比11.4%減の80万6000台で、乗用車全体に占める比率は39.2%と2.7ポイント低下した。商用車は6.9%増の40万台だった。
新エネルギー車の販売台数は9万5000台と前年同月比で43.7%減った。うち純電気自動車は、41.2%減の8万1000台だった。
1−11月累計の新車販売台数は前年同期比9.1%減の2311万台だった。CAAMは、11月の自動車生産数が前年同月比3.8%増の259万3000台で、増加している指摘。在庫圧縮を続けてきた企業が積み増しに転じたことで生産が回復し、企業は市場の先行きへの自信を取り戻しつつあるとの見方を示した。ただ、新エネ車の生産と販売は5カ月連続で前年同月を下回り、通年でマイナス成長に陥るおそれがあるとみている。