10日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.20%安の2908.59ポイント。深セン成分指数は0.14%安の9862.37ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2576億1700万元だった。
上海総合指数はマイナス圏での値動きに終始した。対中制裁関税第4弾の発動まで1週間を切るなか、米中貿易交渉の行方を見極めようと積極的な買いは手控えられた。また、11日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を前に様子見ムードも広がった。寄り付きと同時に11月の消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)が発表されたが、相場への影響は限定的だった。セクター別では、造船、証券、石炭などが売られた半面、医療、輸送設備などが買われた。きょう上海市場に上場した中国版ゆうちょ銀行、中国郵政儲蓄銀行(
601658)の前場終値は公開価格(5.5元)を1.09%上回る5.56元。
上海B株指数は0.11%安の244.42ポイント、深センB株指数は0.42%安の897.19ポイントだった。