9日のNY株式相場は4日ぶり反落。先週末は強い米11月雇用統計注を受けて主要3指数がそろって大幅高となったが、週明けの市場では、今週予定される英総選挙、FOMC、対中制裁関税第4弾の発動期限を控え次第に様子見姿勢が強まった。金曜日に337米ドル高となったダウ平均は小幅安でスタートすると終日マイナス圏で推移し、105.46米ドル安(-0.38%)とほぼ一日の安値圏で終了。ホーム・デポ(+1.05%)やP&G(+0.55%)が上昇したものの、アップル(-1.40%)、ゴールドマン・サックス(-1.25%)、ウォルト・ディズニー(-0.98%)などが下落しダウ平均を押し下げた。S&P500とナスダック総合は午前中はプラス圏で推移したが、午後は売りに押され、それぞれ0.32%高、0.40%安で終了。主要3指数がそろって4日ぶりに反落した。
先週末に発表された中国の11月輸出が前年比で1.1%減と4カ月連続での減少となるなか、中国サイドからなるべく早い時期の米中通商合意を望むとのコメントがあったものの、通商合意への不透明感は残った。S&P500の11セクターは生活必需品(+0.15%)、不動産(+0.13%)のディフェンシブ・セクターが小幅に上昇した一方、ヘルスケア(-0.68%)を筆頭に8セクターが下落した。個別ではUBSが目標株価を引き上げたフリーポート・マクモランが3.95%高となり、S&P500の上昇率トップとなった。
海外市況
指標 寄値 高値 安値 終値 前日比 騰落率
NYダウ 27987.05 28010.42 27906.14 27909.60 -105.46 -0.38
S&P500 3141.86 3148.87 3135.46 3135.96 -9.95 -0.32
NASDAQ 8650.86 8678.85 8619.77 8621.83 -34.70 -0.40
CME225先物 23560.00 23560.00 23350.00 23370.00 -70.00 -0.30
FT100 7233.90 7233.90 7233.90 7233.90 -5.76 -0.07
DAX 13147.57 13170.77 13100.24 13105.61 -60.97 -0.46
為替(ドル/円) 108.55 108.60 108.53 108.56 0.02 0.01
WTI先物 59.11 59.25 58.23 59.02 -0.18 -0.30
金(Gold)先物 1464.10 1469.80 1463.00 1464.90 -0.20 -0.01
※CME225先物は円建て。前日比は前日の大証日中終値比を記載。