2019-12-06 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、方向感欠く 米中協議などで様子見
6日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅続伸。前場終値は前日比0.02%高の2899.97ポイント。深セン成分指数は0.29%高の9827.48ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2350億1400万元だった。
上海総合指数は方向感に乏しい展開。米中協議の先行き不透明感に加え、週末以降に貿易統計など中国の主要経済指標が発表されるのを控え、様子見気分が漂った。朝方に中国人民銀行(中央銀行)が中期貸出制度(MLF)を通じて差し引き1125億元を供給したが、金利は据え置きとなり、大きな買い材料とはならなかった。指数は序盤に節目の2900ポイントを上回ったものの、上昇の勢いは限定的。前場中盤以降は上げ幅を縮め、マイナス圏に沈む場面もみられた。セクター別では、酒造や電子・ITなどが買われた半面、自動車や証券などが売られた。
上海B株指数は0.16%高の241.99ポイント、深センB株指数は0.31%高の897.69ポイントだった。