中国ネット通販最大手のアリババ集団(
09988)が出資する米登記の自動運転のスタートアップ、オートエックスが、米カリフォルニア州当局に無人自動運転車の実証実験の実施を申請したことが分かった。公道での実証実験が順調に進めば、同州初の無人運転車を商用展開する企業となる見通し。『新浪科技』などが5日伝えた。
オートエックスは2016年、広東省潮州市出身の肖健雄・最高経営責任者(CEO)がカリフォルニア州のシリコンバレーで創業。レベル1(一部のみ自動運転)からレベル5(完全自動運転)のうち、レベル4(特定エリアでの完全自動運転)に相当する走行を中心に研究し、北京市、上海市、江蘇省常州市、広東省深セン市に研究開発や生産の拠点を設けている。
今年3月にはシリーズAラウンドで1億米ドルを調達。アリババ集団のほか、中国自動車メーカー2位の東風汽車グループ、モバイル端末向けIC設計世界大手の台湾・聯発科技、香港サイエンステクノロジーパーク(香港科技園、HKSTP)などから資金を集めた。