2019-12-05 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:3日ぶり反発、米中合意期待が高まるも警戒感強い
5日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反発。前場終値は前日比0.33%高の26148.88ポイントだった。中国企業指数は0.39%高の10294.09ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で358億1000万HKドルだった。
ハンセン指数は終始プラス圏で推移した。米中貿易協議を巡り、米メディアの報道やトランプ米大統領の発言を受けて合意期待が再び高まり、これを好感した買いが優勢。ただ、合意内容に課題が残っていることや、今月15日に予定されている米国の対中追加関税発動が意識されるなかで警戒感も根強い。指数は寄り付きで26300ポイントを付けたが、買いの勢いは続かず、中盤にかけて上げ幅を縮めた。
個別では、スマホ部品メーカーの瑞声科技(
02018)や舜宇光学科技(
02382)が高い。医薬品メーカーの中国生物製薬(
01177)、電動工具大手の創科実業(
00669)、生保大手の中国人寿保険(
02628)が大きく買われた。半面、中国通信キャリア大手のチャイナ・ユニコム(
00762)やチャイナ・モバイル(
00941)が軟調だった。