2019-12-05 |
中国/政策/その他 |
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米中協議「追加関税発動の15日までに合意」との観測浮上
米中貿易交渉の関係者によると、両国は協議の「第1段階」に盛り込む関税撤廃の規模について合意に近づいているようだ。米国側の交渉担当者は、追加関税の発動予定日である15日までに第1段階合意をまとめられると見込んでいるという。ただ、中国による米農産品の購入を保証する方法や、制裁関税のどの部分を撤廃するのかという問題が残っている。米通商代表部(USTR)と、中国商務部はともにコメントを控えている。香港経済紙『信報』が4日、外電を引用する形で伝えた。
トランプ米大統領は3日、中国との合意は来年11月の米大統領選の後で良いとの考えを明らかにした。しかし消息筋は、この発言を交渉の行き詰まりの証左と解釈すべきではないと強調。米議会が最近、香港と新疆ウイグル自治区での人権侵害を理由に中国を制裁する法案を相次いで可決したが、貿易交渉への影響はないと中国政府に詳しい筋はみている。