2019-12-03 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:小反落、米中対立を警戒 テンセントとHSBCに売り
3日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に反落。前場終値は前日比0.15%安の26405.96ポイントだった。中国企業指数は0.16%高の10380.88ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で410億7000万HKドルだった。
ハンセン指数は前日の米株安の流れを引き継ぎ、ほぼ全面安で始まった。「香港人権・民主主義法」を巡る米中の関係悪化が貿易交渉に悪影響を及ぼすとの警戒感から、売りが先行。トランプ米大統領が2日、ブラジルやアルゼンチンから輸入する鉄鋼などに追加関税を課すと発表し、世界景気の減速が意識された。もっとも指数が心理的節目の26000ポイント近くまで下げると買い戻しが入り、前日終値に迫る水準まで値を戻して前場の取引を終えた。上海総合指数の下げ幅縮小も投資家心理を支えたもよう。
個別では、時価総額が大きいテンセント(
00700)とHSBC(
00005)が下げ、相場の重荷だった。豚肉大手の万洲国際(
00288)が大幅に反落したほか、製薬の石薬集団(
01093)、香港コングロマリットの太古A(
00019)も安い。半面、本土系不動産株の華潤置地(
01109)と中国海外発展(
00688)、生保大手の中国平安保険(
02318)が続伸し、一定の下支えとなった。スマートフォン部品メーカーの瑞声科技(
02018)と舜宇光学科技(
02382)はそろって反発した。