週明け2日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前営業日比0.46%高の26468.62ポイントだった。中国企業指数は0.75%高の10378.61ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で342億9000万HKドル。
ハンセン指数はプラス圏で推移した。中国の国家統計局と中国物流採購聯合会が11月30日に発表した11月の製造業PMI(購買担当者景気指数)が50.2となり、市場コンセンサス予想の49.5を大きく上回ったほか、きょう午前に発表された財新製造業PMIも51.8と市場コンセンサス予想の51.4を上回り、2年11カ月ぶりの高水準となったことを受け、過度な景気減速懸念が後退した。また、指数は前営業日に2%超下落した後とあって、買い戻す動きも広がった。
個別では、華潤置地(
01109)や碧桂園(
02007)など本土不動産株が買われたほか、銀河娯楽(
00027)やサンズ・チャイナ(
01928)などカジノ株も高い。2019年11月のカジノ収入は、前年同月比8.5%減の228億7700万パタカとなり、減少幅は10月よりも拡大したものの、市場予想の13%より良い内容となったことが材料視された。来年の石炭価格の下落を見込み、華電国際電力(
01071)や華能国際電力(
00902)など電力株も買われた。