2019-11-29 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土前引け:3日続落、マイナス圏で下げ幅拡大 米中対立を警戒
29日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続落。前場終値は前日比0.64%安の2871.08ポイント。深セン成分指数も0.85%安の9540.71ポイントと3日続落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1943億9800万元だった。
上海総合指数はおおむねマイナス圏で推移した。米国で成立した「香港人権・民主主義法」を巡る米中対立への警戒感が高まるなかで売りが先行。あす発表される11月中国製造業購買担当者景気指数(PMI)を控えた様子見気分や、香港市場から相互取引制度を通じた本土株売買が売り越しに転じたことも相場を重くした。指数は前場中盤に一時、プラス圏に浮上する場面もみられたが、その後はマイナス圏で下げ幅を拡大。結局、前場の安値圏で取引を終えた。セクター別では、医療・医薬の下落が目立つほか、酒造、観光、建材などが軟調。半面、証券、電子部品が上昇した。
上海B株指数は2.84%安の238.97ポイント、深センB株指数は0.61%安の888.54ポイントだった。