2019-11-29 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】方向感乏しい展開か、米休場で材料難
29日の香港市場は方向感に乏しい展開か。前日のNY市場は感謝祭のため休場となり、材料難の中、投資家は積極的な売買を控える可能性がある。あすの中国製造業購買担当者景気指数(PMI)の発表を前に、様子見気分広がりそうだ。27日に発表された1−10月工業企業利益が低調な結果となり、中国の景気減速懸念が再び意識されている。11月の製造業PMIの市場コンセンサス予想は49.5で、前月実績は49.3だった。
米中貿易交渉を巡っては警戒感と期待感が交錯している。トランプ米大統領の署名で成立した「香港人権・民主主義法案」に中国は「内政干渉」「赤裸々な覇権行為」と猛反発。同法案が米中の新たな火種になると懸念されている。一方、中国は対抗する構えを示しているものの、外交部の声明などは具体措置に言及しなかった。香港問題で両国の貿易協議が決裂する可能性は低いとの見方も出ている。