2019-11-28 |
香港/マーケット/証券 |
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香港大引け:反落、米中対立や本土株安が重し 大型ハイテク株に買い
28日の香港株式市場でハンセン指数は反落。終値は前日比0.22%安の26893.73ポイントだった。中国企業指数は0.55%安の10561.87ポイント。メインボードの売買代金は概算で761億7000万HKドルだった。
ハンセン指数はおおむねマイナス圏で推移。トランプ米大統領が「香港人権・民主主義法案」に署名したことを受けて、米中対立への警戒感が高まった。中国本土相場が軟調に推移したことも相場の重荷に。指数は前場中盤に一時、プラス圏に浮上する場面もみられたが、その後は前日終値をやや下回る水準でもみ合いを続けた。
ハンセン指数構成銘柄では、通信キャリア大手のチャイナ・ユニコム(
00762)や中国石油メジャーのCNOOC(
00883)が安い。電動工具大手の創科実業(
00669)が5%超下落。中国当局による「保険対象医薬品リスト」の公表で薬価低下が伝わった医薬株の中国生物製薬(
01177)が軟調だった。半面、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)と瑞声科技(
02018)が高い。IT大手のテンセント(
00700)、ネット通販大手のアリババ集団(
09988)が大きく上昇した。
中国企業指数構成銘柄では、ビール大手の華潤ビール(
00291)や都市ガス大手の中国ガス(
00384)が安い。大手車両メーカーの中国中車(
01766)、スポーツ用品大手の安踏体育用品(
02020)が売られた。半面、証券会社の評価を受けて不動産デベロッパーの融創中国(
01918)が高い。「5G」関連銘柄の中国鉄塔(
00788)、セメント大手の安徽コンチセメント(
00914)が上昇した。