『香港経済日報』によると、チャイナ・ユニコム(
00762)は28日、電話番号ポータビリティーシステム「携号轉網」の施行期間の契約移動状況を公表した。同社からの転出は約1万9000件、転入は約2万5000件で、入超だった。シティグループは、中国本土での電話番号ポータビリティーの導入はチャイナ・テレコム(
00728)に有利の半面、携帯通信最大手のチャイナ・モバイル(
00941)に不利との見方を示した。
「携号轉網」正式運用は27日に始まった。同システムの稼働により、スマートフォンなどの携帯端末のユーザーは、電話番号を引き続き変えず通信契約を結ぶキャリアを乗り換えられるようになった。中国3大キャリアのチャイナ・モバイル、チャイナ・ユニコム、チャイナ・テレコムは、契約者が他社に流出するリスクと他社から契約を奪うチャンスの両方に直面することになった。
日本時間午後4時47分現在、関連銘柄の値動きは次の通り。
■チャイナ・モバイル(
00941):60.35HKドル(前日比1.55%安)
■チャイナ・ユニコム(
00762):6.91HKドル(同2.54%安)
■チャイナ・テレコム(
00728):3.04HKドル(同0.33%安)