2019-11-28 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土前引け:続落、米中の対立激化を懸念 2900ポイント割れ
28日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比0.31%安の2894.33ポイント。深セン成分指数は0.06%安の9642.42ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1831億元だった。
上海総合指数は小動きで始まった後、前日終値を上回る場面もあったが、ほどなくマイナス圏に沈んだ。「香港人権・民主主義法」の発効を受け、中国外交部は28日、声明で「重大な香港への干渉、中国への内政干渉であり、国際法と国際関係の基本ルールに違反している。赤裸々な覇権行為に対し、中国政府と人民は強く反対する」と反発。米中の対立激化に対する懸念が相場の重しとなり、指数は心理的節目の2900ポイントを下回って前場の取引を終えた。セクター別では、鉄鋼、石炭、保険などが売られた半面、医薬、観光などが買われた。
上海B株指数は0.34%安の247.28ポイント、深センB株指数は0.27%安の897.64ポイントだった。