中国版ゆうちょ銀行の中国郵政儲蓄銀行(
01658)と中国電子商取引(EC)最大手・アリババ集団(
09988)傘下のフィンテック子会社、アント・フィナンシャル(バ蟻金融服務集団)が、このほど、戦略提携を深化させる内容の合意書を取り交わした。『中国網』が27日伝えた。
合意書調印式には中国郵政儲蓄銀行から張金良会長と張学文複行長、アント・フィナンシャルから井賢棟・最高経営責任者(CEO)と黄浩副総裁が臨んだ。両社は2015年から協業実績があるが、金融サービスとフィンテックでの提携をさらに強化。電子決済、オンラインネットクレジット、農村金融、電子料金収受システム(ETC)、法人金融などで双方のチャネルや資源などの強みを生かしていく。特にフィンテックでは共同実験室を立ち上げ、ネットワークセキュリティや、現金自動預払機(ATM)を含むゆうちょ銀行の拠点4万カ所のスマート化などを研究する意向という。
中国郵政儲蓄銀行の株価は日本時間午後4時58分現在、0.97%高の5.19HKドルで推移している。