2019-11-27 |
中国/政策/その他 |
|
習国家主席、農業や医療などの改革深化を指示
中国共産党の習近平中央総書記(国家主席)は26日、自身が主任を務める中央全面深化改革委員会の第11回会議を開き、「重要講話」を発表した。中国国営新華社によると、習総書記は改革の全面的深化の継続を指示。各部署による改革任務の達成状況を検査するだけでなく、さらに10月末の第19期中央委員会第4回全体会議(4中全会)で決めた重要措置をタイムリーに作業日程へ組み入れるよう求めた。会議には中央政治局常務委員の李克強氏(首相)と王滬寧氏、韓正氏が出席した。会議で承認した内容は次の通り。
◇市場を通じて要素を配分する体制の改善:資本や土地、労働などの生産要素を市場機能により振り分け、価格を決める仕組みを確立する。
◇農業支援保護制度の改善:補助金や補填、支援資金の管理制度の改革を深化させる
◇医療保障制度改革の深化:医薬品サービス供給側改革を共同推進し、医療保障公共管理サービスをより良くして全国民を対象とする持続可能な多層的医療保障体系を構築する
◇新時代の労働教育の強化:労働教育を小学校から大学までの全教育課程と家庭、学校、社会各方面に取り入れ、学生が正確な世界観と人生観、価値観を形成できるようにする
◇現代的な環境保護体系の確立
◇教育指導体制の改革
◇農業ハイテクの普及を後押しする体系の構築