2019-11-26 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:横ばい、方向感乏しく 「米中電話協議」の報道も反応限定的
26日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数はほぼ横ばい。前場終値は前日比0.09ポイント安の2906.08ポイント。深セン成分指数は0.21%高の9646.64ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2014億6100万元だった。
上海総合指数は方向感に乏しく、前日終値を挟んだ一進一退の展開。中国国営新華社は26日、中国の劉鶴副首相が同日午前にイトハイザー米通商代表部(USTR)代表、ムニューシン財務省長官と電話協議を行い、「問題の解決について共通認識を得た」などと伝えたものの、米中協議の先行き不透明感が根強い中で市場の反応は限られた。指数は中盤に心理的節目の2900ポイントを割り込む場面もあったが、同水準付近では底値が堅かった。
セクター別では、造船、通信キャリア・通信設備、電子部品などが高い。半面、前日に高かった鉄鋼、石炭、セメントが売られた。
上海B株指数は0.13%高の254.75ポイント、深センB株指数は0.13%高の902.71ポイントだった。