野村インターナショナルは最新リポートで、中国本土で自動車保険に対する価格規制が段階的に緩和・撤廃されるとの見方を示した。これに伴い、自動車保険の保険料収入は緩やかなペースで改善すると予想した。『AAストックス』が25日伝えた。
個別では、中国人民財産保険(
02328)をセクタートップピックに選定し、投資判断は「買い」を付与。目標株価は4.5%引き上げて11.62HKドルに設定した。中国人民保険(
01339)についても目標株価を4.25HKドルから4.33HKドルに引き上げ、「買い」の投資判断を維持。一方、衆安在線財産保険(
06060)は目標株価を27.49HKドルへ2.4%引き下げた半面、2019−21年のコンバインドレシオ(損害率+事業費率)がこれまでの予想より高くなるとみて、目標株価を「買い」から「中立」に引き下げた。中国再保険(
01508)も長期ROE予想を下方修正し、目標株価を17.5%引き下げて1.34HKドルとし、目標株価を「買い」から「中立」にダウングレードした。